暖かさが日ごとに増し、過ごしやすい季節となりました。ペット達もどんどん外へ出て動きたくなる季節ですね。ここで問題となって来るのが、ペット達に寄生してかゆみを起こす『ノミ』の問題です。今回はノミの生態から予防までを書いていきたいと思います。
ノミって?
動物の皮膚に寄生し、吸血する昆虫類の外部寄生虫です。犬、猫に通常みられるノミには、イヌノミ、ネコノミという種類がありますが、現在ではほとんどがネコノミの寄生といわれています。ネコノミとはいってもネコにだけ寄生するわけではなく、イヌや人などあらゆる動物に寄生します。ノミには一定のライフサイクルがあり、卵→幼虫→さなぎ→成虫という形で発育をします。動物に寄生しているのは成虫だけで 10日間〜20日間。その他は卵、幼虫、さなぎといった形で2〜3週間を動物の近くの環境でひっそりと生活しています。 一般に約3〜4週間、環境によってはさらに短期間でこの発育を繰返します。
ノミによる犬・猫の被害