頚椎椎間板ヘルニア治療記
2006年8月に右肩に激痛が走り、レントゲン検査で「頚椎椎間板ヘルニア」の診断が下りました。医師の指導のもと、通院、治療、そして10月に完治しました。33歳の時でした。原因はノートパソコンを猫背の姿勢でやりすぎたためのようです。本ページはその治療記です。
2006年8月7日(月)
背中の上の方の筋肉が痛みはじめる。もともと首の根元と背中の筋肉が接するあたりの所が炎症を起こしやすい持病を持っていたため、会社近くの整形外科医に行き、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、湿布を処方してもらった。
2006年8月8日(火)〜11日(金)
仕事が忙しく、連日ノートパソコンをのぞきこむような形で仕事を続ける。痛み止めが効いているいる間は痛みが無いが、朝起きる時に首の根元に痛みが走る。� �に日に痛みが強くなる。
2006年8月12日(土)
疲れから昼過ぎまで睡眠。しかし、右肩の痛みがひどくて目覚めた。自分で起き上がれないほどの痛み。立っていても腕を下げているだけで肩に激痛が走る。右手を頭の上に乗せていると少し楽になる。あまりに痛みがひどかったが、土曜の午後で近所の整形外科医が休みだったため、某大学病院の急患センターで見てもらった。「時間がたてば治る」ということで、痛み止めの薬をもらって帰った。しかし、薬を飲んでも痛みがほとんど治まらない。寝返りを打とうとするとと、首の根元から右肩にかけて激痛が走る。
剥離の手のかゆみ汗
2006年8月13日(日)
右肩の激痛の中、なんとか日曜日を過ごす。食事するにも、痛くて頭を下に向けられない。
2006年8月14日(月)
会社を休んで再び某大学病院に行った。お盆休み期間で他の医院が開いていないためか、院内はものすごい混雑。4時間以上またされている間、しばらく歩いていたら、肩の痛みが治まってきた。また痛み止めの薬を処方してもらった。
2006年8月15日(火)〜16日(水)
早朝、右肩に激痛に走り起きてしまう。肩の中身まで包丁が刺さったような痛み。右手親指にしびれが出てきた(動かせるが、指先に感覚がない状態)。右腕全体に力が入らない(脱力感)。
2006年8月17日(木)
� ��まりに痛みがひどく仕事にならないため、会社を休む。夜中にも肩に激痛が走り、何回も起きてしまう。
不安を治療する医師
2006年8月18日(金)
近所の整形外科医に行ってレントゲン撮影をしてもらったところ、首の骨の上から6番目と7番目の隙間が狭くなっており、「頚椎椎間板ヘルニア」との診断が下った。
1)全治約2か月。
2)ストレッチも含め首に負担のかかる運動の禁止 (散歩位なら可)。
3)ノートパソコンはできるだけ使わない。椅子を低くして、モニタに接続して使うならベター。移動中のノートパソコン使用は厳禁。
4)8月末にヨーロッパ出張の予定があったが、「危険」とのこと。結局出張取りやめに。
5)薬を貰ったので1週間様子を見る(ロキソニン錠:消炎鎮痛剤、ミオナール錠:筋弛緩剤、メチコバール錠:末梢神経改善剤、セルベックスカプセル:胃腸薬、デパス錠:精神安定剤、ナボールバップ:湿布)。
これで症状が改善されないようなら、別の検査(MRI)を行う必要があるとのこと。
右肩上部にブロック注射を打ってもらったところ、一日だけ痛みが和らいだ状態が続いた。
2006年8月19日(土)〜27日(日)
夜中〜朝方に右肩に激痛が走り起きてしまう、という状況が続� �。起きている間は30分ほど歩いていると楽になるが、寝ていると2時間程で痛みが戻ってくる。ただ、これ以上の症状の悪化はないため、MRI検査は行わなくていいことになった。右手親指のしびれは相変わらずだが、「熱い、冷たい」位の感覚は少しわかるようになってきた。
心理的な治療のうつ病
2006年8月28日(月)〜31日(木)
朝、右肩に痛みは出るが、目が覚めてしまうということはなくなってきた。昼間の肩の痛みはほとんどなくなってきた。右手親指のしびれは朝あるものの、夕方には少し改善するようになってきた。
2006年9月1日(金)〜6日(水)
朝の右肩の痛みが弱まってきた。前まで仰向けにしか寝ることができなかったが(横向きに寝ると首の右後ろ〜右肩が痛む)、横向きに寝てもそれほど痛くなくなってきた。ただ、右手親指のしびれと右腕の脱力感は残っている。
2006年9月7日(木)〜8日(金)
寝ている間に首の右後ろが痛くて、何回か目が覚めてしまった。右手親指のしびれと肩甲骨と首の痛みが強くなった感じ。ただ� �右肩の痛みと右腕の脱力感は弱くなっている。
2006年9月9日(土)〜12日(火)
体を動かさない状態での痛みは、ほとんどなくなった。右手親指のしびれと首の右後ろの痛みが若干残っている。右腕の脱力感も相変わらず。
2006年9月13日(水)〜16日(土)
体を動かすと首の右後ろに若干の痛みを感じる程度に。右腕の脱力感がほとんどなくなり、右手親指のしびれも弱くなってきた。
2006年9月17日(日)〜25日(月)
右手親指のしびれが、ふだん気にならない程度まで弱くなってきた。首を曲げると右後ろが痛むことがあるが、普段の痛みはなくなった。
2006年9月26日(火)〜30日(土)
右手親指のしびれが、ほんの少し残っている程度。朝のみ首を曲げると右後ろが少々痛む。
2006年10月1日(日)
痛みやしびれがなくなる。完治。
ということで、基本的には投薬だけで他には何もしない「保存療法」で完治しました。頚椎椎間板ヘルニアの中では比較的軽度のものだったのか、MRI検査やけん引や手術もなく、コルセットも付けずに終わってしまいました。右肩に激痛が走っている間は「本当に治るのかな…」と不安になったりもしましたが、他の治療法(整体やマッサージなど)に手を出すことなく、無事に完治を迎えることができました。治療が始まってから今でも背筋を伸ばして姿勢を正し、首への負担を少し� ��も減らすように心掛けています。
ところで、完治はしたのですが、疲れた時などは首の右後ろがちょっと痛んだりしますね(痛みに持続性はありません)。ちょっとした後遺症ということで、まあ、仕方ないのかな、とは思っています。
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